溺れる遺伝子
「一緒に、死のうか。」

目の前にあるツバサの悪魔のような顔。

先ほどまで自分を陵辱していたとは思えないほど無防備に目をとじている。



そうして、カッターナイフを高く振り上げた瞬間、

ツバサの部屋が開き、警官服の人がどっとツバサの部屋に押し寄せてきたのである。
< 232 / 250 >

この作品をシェア

pagetop