溺れる遺伝子
「ヒナへ。
あなた、どうしてこんな罪を犯したの?

誰かを殺そうとだなんて、人間の思うことじゃありません。

お母さんはもう知りません。勝手にしてください」


「お母さんへ。
ごめんなさい。
でも。私はお母さんも治さなきゃいけないこともあると思う。
もっと愛してほしかった。


もっと


…」



そこまで書いたとき、涙が出てきた。

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