溺れる遺伝子
「ねぇ、つきあうって何だろう?」

「俺にもわかんない」

「なにそれ~」


どうやらヒナにとってツバサは初めての彼氏であると同時に、ツバサにとってヒナは初めて彼女らしい。

お互いわからないことだったが逆にそれが新鮮で毎日が楽しかった。


学校が違うから二人が会えるのはほとんど休日だけだった。
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