幸せのかたち
その後、さくらが
リビングに
残っていたので隣に座った。
「めぐさんに会うの?」
と、静かに訊かれた。
「…うん。」
「彼女を傷つけるんだ?
めぐさんはお兄ちゃんが
好きなんだよ?」
「でも、手紙には
気にしていないように
書かれてたけど?」
「まさか、言ったの?」
「あぁ。」
「最低!隠してるんだよ。
めぐさんは、
自分の思いを隠して
二人を応援して
くれてるのに…。」
俺は段々さくらに
腹が立っていた。
「いい加減にしろよ!」
「!」
さくらは驚いている。
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