幸せのかたち
「茉美!」
俺は思わず追いかけてしまった。
茉美の足は速くて、
どんどん行ってしまう。
「待てよ!」
俺はそう言ったけど
追いつけなくなってしゃがむ。
呼吸が荒い。
「茉美!」
名前を呼んでも
茉美は戻ってこなかった。
< 124 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop