幸せのかたち
「何だ、そっちだって
隠し事してるんじゃないか。」
「それとこれとは別。
これは夢なのよ。」
「夢?」
「真生の主治医には
なれないけど
いつか同じような
病気の人のために、
役に立つ仕事に
つきたいって思ってる。」
「茉美…。」
「あたし頭悪いし、
なれるかどうかは解らない。
だけど、努力だけは
いくらでも出来る。」
そう言う茉美が輝いて見える。
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