幸せのかたち
その時、ドアがノックされて
さくらが覗いた。
「さくら、何?」
「お兄ちゃん、ずるい。」
「へ?」
「だって楽しそうなんだもん。
私も混ぜて♪」
「…ま、いっか。おいで。」
「わーい。」
茉美が訊いた。
「妹さん?」
「そ。なぎささんの娘。」
「よろしくね。」
「よろしくお願いしまーす。」
さくらはペコッと
お辞儀して空いている
スペースに座った。
それから三十分ぐらい
雑談して、疲れた俺は
仮眠を取った。
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