幸せのかたち
昼休み、また図書館で
昨日借りた本を読んでいたら、
後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、
頬をちょんとつつかれた。
「わーい、ひっかかった♪」
そこには、近藤がいた。
急に心拍数が上がるのが、
自分でも解る。
でもそこは平静を装って、
「…お前な。」と返した。
「隣、いい?」
「あぁ。」
近藤は椅子を
机の下から引き出すと、座った。
「ね、昨日
思ったんだけどさぁ、
下の名前で呼んで良い?」
願っても無い申し出に、
さらにドキドキする。
「…いいけど。」
「やたっ♪」
いちいち可愛い
喜び方をする奴だと思う。
「真生、だっけ。」
「そうだよ。
俺も下の名前で呼んで良いか?」
「うん、いーよ。」
あっさり許可が出た。
言ってみるもんだ。
昨日借りた本を読んでいたら、
後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、
頬をちょんとつつかれた。
「わーい、ひっかかった♪」
そこには、近藤がいた。
急に心拍数が上がるのが、
自分でも解る。
でもそこは平静を装って、
「…お前な。」と返した。
「隣、いい?」
「あぁ。」
近藤は椅子を
机の下から引き出すと、座った。
「ね、昨日
思ったんだけどさぁ、
下の名前で呼んで良い?」
願っても無い申し出に、
さらにドキドキする。
「…いいけど。」
「やたっ♪」
いちいち可愛い
喜び方をする奴だと思う。
「真生、だっけ。」
「そうだよ。
俺も下の名前で呼んで良いか?」
「うん、いーよ。」
あっさり許可が出た。
言ってみるもんだ。