幸せのかたち

「てか、付き合っちゃう?」
「え?」
一瞬、俺は理解が出来なかった。
（…ええええええ!?）
こんな事、あっていいんだろうか。
「いいじゃん、あたし
真生のこと気に入ったし。」
「でも俺、茉美の事
何にも知らないよ?」
「そーゆうのは、
付き合っていくうちに
解っていけばいいんだよ。
で、付き合ってくれる?」
俺は茉美に根負けした。
「ま、いっか。」
「わぁい。よろしくね。」
やっぱり茉美は可愛い。
「あぁ。」
こうして出会って
わずか二日で
付き合うことになった。



この時の俺はまだ知らなかった。
これから俺達が
運命の渦に飲み込まれてしまうことを。