幸せのかたち
なぎささんから
メールをもらうまで
時間を忘れていた俺達は
結局夕方まで遊んでいたらしい。
時間を忘れていたことに
ふたりで笑って、歩いて帰った。

歩いている途中、
俺は茉美をあの街へ
連れて行きたいと考えていた。
生まれた街。
めぐに茉美を紹介しておこう。
それでめぐが傷付いても
仕方ないことだと
思っていたんだ。
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