幸せのかたち
彼女の気持ち
夜。
さくらと話していた。
再びあの街へ
茉美を連れて行こうと
思っていると。
そしたら反対をくらった。
「…ダメだよ、そんなの。
めぐさんが傷付くよ。」
「そりゃそうだけど
あっちは俺の事が
好きなんだろ?
俺には茉美がいるんだから
解らせなきゃ。」
「お兄ちゃん…。」
「うーん、荒っぽいわね。」
いきなり声がしたので
びっくりした。
少しだけ苦しさを
覚えたが、黙っていた。
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