幸せのかたち
なぎささんが
ソファの前に走ってきて、
俺の体を楽な体勢に直してくれた。
我慢していたからかなりきつい。
「真生…大丈夫?
ごめんね、
びっくりしたでしょ?
ごめん…」
なぎささんは
しきりに謝るけど、
俺は相変わらず
返事が出来ずにいた
(謝らないで…)
伝えたいのに言葉が出ない。
さくらが薬を
飲ませてくれたので落ち着いた。
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