凍てついたプリンプリン市
「さむーい」

あたしリアリスが寝室のベッドから起き上がり窓からカーテンを開くと。

「雪だあ」

プリンプリン市は宇宙都市なんだけど、冬支度をしたみたい。

学校に向かう。

「ラフィー」

ラフィーがマイクを持って学校の校庭で呼び掛けている。

「皆様。我がプリンプリン市はベータ星域で反物質の補給を受けるまで気象コントロールシステムやコンピュータネットワークの機能を制約せねばなりません」

「ええ」

ラフィーはあたしを手を挙げて制すると。

「いかなる形であれ、エネルギーとなるものが必要です。モバイルバッテリや通信機、油や薪のようなバイオマスでも、です」
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