貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~
「自己紹介が遅くなってごめんなさい。私はナディア・ジエ・リシャール。今日からこの城でお世話になります」
顔を上げたナディアは、ふたりがぽかんと口を開いているのを見た。
そうしてからふたりは慌てて立ち上がり、ぎこちなく礼を返す。
「俺はアウグストっていう。アウグスト・デン・グラップス。こっちは妻のべセール・ロウ・グラップスだ。俺はベスって呼んでる。見てわかるかもしれないが、俺もベスも熊なんだ」
道理で並外れた体格を持っているわけである。
ナディアは純粋にふたりをお似合いの夫婦だと思った。
顔を上げたナディアは、ふたりがぽかんと口を開いているのを見た。
そうしてからふたりは慌てて立ち上がり、ぎこちなく礼を返す。
「俺はアウグストっていう。アウグスト・デン・グラップス。こっちは妻のべセール・ロウ・グラップスだ。俺はベスって呼んでる。見てわかるかもしれないが、俺もベスも熊なんだ」
道理で並外れた体格を持っているわけである。
ナディアは純粋にふたりをお似合いの夫婦だと思った。