貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~
「エセル、いる?」
必要な事柄を伝え終えたエセルは早々に退散した。
顔色が悪いまま隣室で事務仕事に勤しんでいたところへ、ナディアは薬を持たずに歩み寄る。
エセルもまた、ナディアにつき合って休みなく働いていた。
「あなたが言っていた通り、橙色の薬になったわ。あれが病気に通用すればいいのだけど」
「お疲れ様でした。ある程度は祈るしかありません。どんな結果になるにせよ、あなたに非はありませんよ」
「……ありがとう。私に病気の知識があったらよかったわね」
実際、ナディアにはその可能性もあったはずなのだ。
必要な事柄を伝え終えたエセルは早々に退散した。
顔色が悪いまま隣室で事務仕事に勤しんでいたところへ、ナディアは薬を持たずに歩み寄る。
エセルもまた、ナディアにつき合って休みなく働いていた。
「あなたが言っていた通り、橙色の薬になったわ。あれが病気に通用すればいいのだけど」
「お疲れ様でした。ある程度は祈るしかありません。どんな結果になるにせよ、あなたに非はありませんよ」
「……ありがとう。私に病気の知識があったらよかったわね」
実際、ナディアにはその可能性もあったはずなのだ。