貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~
だから奇妙な触れ合いもすぐに終わるものだと思っていたのに、なぜか愛なが止まらない。
興味を持っているとか楽しんでいるならまだしも、ゲルハルトは真顔だった。
再びゲルハルトの中で本能がささやく。
今やナディアの声も抵抗も頭に入ってこなかった。
衝動に引きずられるがまま、獲物が逃げないように背中へ腕を回し、顔を寄せてたった今まで触れていた場所に噛みつく。
「……っ!」
驚いたナディアが声にならない悲鳴をあげた。
甘噛みだったため痛みはないが、指で触れられるよりももっと落ち着かない気持ちで背中が粟立つ。
興味を持っているとか楽しんでいるならまだしも、ゲルハルトは真顔だった。
再びゲルハルトの中で本能がささやく。
今やナディアの声も抵抗も頭に入ってこなかった。
衝動に引きずられるがまま、獲物が逃げないように背中へ腕を回し、顔を寄せてたった今まで触れていた場所に噛みつく。
「……っ!」
驚いたナディアが声にならない悲鳴をあげた。
甘噛みだったため痛みはないが、指で触れられるよりももっと落ち着かない気持ちで背中が粟立つ。