インビジブル・ブルー
僕はもう一度、腕の下に組み敷かれている少女を見下ろした。少女の目に一筋の涙の跡が滲んでいた。

「うあああああッ!!」

僕は張り裂けそうな思考を大声で弾き飛ばした。体と心がバラバラになるような感覚に我を忘れた。

少女はなおも抵抗した。

僕は荒々しく上下する少女の胸元に手を伸ばし、ボタンごと一気にシャツを引きちぎった。

露わになった少女の乳房には、きめ細かい肌に縄目の痕がクッキリと残り、所々充血していた。

僕はズボンをずり降ろした。おぞましいほどにエレクトしたペニスが、天を突いて脈打っていた。

目を見開いて絶句する少女を嘲笑い、僕はそれを必死ですり合わせている内股に割り込ませた。

切っ先にヌルリとした感触を感じた。

こいつ、濡れてやがる。

そう思った途端、腹の底から笑いがこみ上げてきた。

やっぱりだ。

やっぱりこの少女は俺の子だ。

「望みどおり、処女を奪ってやるよ」

満面に笑みを浮かべ、僕はひと思いに少女の腰を引き寄せた。

「いやぁぁあああッ!!」

交錯し、陶酔する意識の中で、僕は喉から突き出さんばかりの勢いで、少女の体を深々と刺し貫いた。

< 46 / 70 >

この作品をシェア

pagetop