クールなあおくんに近づきたい!〜あと10センチ、きみに届け〜
「…寧々ちゃんは?」
「へ?」
「寧々ちゃんはチカを好きになったきっかけとかってある?」
「ッ、え!?」
動揺する私に構わず、カベ君はニッと笑って追い打ちをかける。
「一目惚れ?」
「あ…いや、えっと……」
聞いてしまった手前自分が答えないわけにもいかず、私は3ヶ月前のことを思い返しながらおずおずと話し始める。
「好きになった、というか…意識し始めたきっかけは、入学してすぐの頃、小テストを風で窓の外に落としちゃって…」
カベ君が手を止めた。
「へ?」
「寧々ちゃんはチカを好きになったきっかけとかってある?」
「ッ、え!?」
動揺する私に構わず、カベ君はニッと笑って追い打ちをかける。
「一目惚れ?」
「あ…いや、えっと……」
聞いてしまった手前自分が答えないわけにもいかず、私は3ヶ月前のことを思い返しながらおずおずと話し始める。
「好きになった、というか…意識し始めたきっかけは、入学してすぐの頃、小テストを風で窓の外に落としちゃって…」
カベ君が手を止めた。