クールなあおくんに近づきたい!〜あと10センチ、きみに届け〜
逢和君は、私に馬乗りになる木村君を見て顔を歪ませる。
「ッ、木村ぁ!!」
怒りを顔いっぱいに溜めた逢和君が、木村君を横から思い切り蹴り飛ばして私の上から退けさせた。
「グッ、…っ!」
鈍い音が鳴って、木村君は床に体を打ち付けて苦悶の表情を浮かべる。
すぐさま逢和君が、肩で息しながら心配そうな目を私に向けた。
「寧々、大丈夫か!?」
「ッ…、」
私は首を小さく縦に振り、涙をこぼす。
ほんとに
助けに来てくれた…
たくさん走って探しにきてくれたんだろう逢和君の姿に、
胸が焼けるように熱くなって涙が溢れる。
「クシュッ、クシュン!」
「…!」
逢和君の肌に、ジワジワと赤い湿疹が広がっていく。
逢和君は苦しそうによろけて、ドアの縁に寄りかかりながらその場に崩れ落ちてしまった。
「クシュン!クシュン!…う、ハァ、ハァ、」
感動して一度沸き立った血が、また冷えていく。
どうしよう…ここは狭すぎるんだ
私から離れられればいいのに、相変わらず私の体は言うことを聞いてくれない
逢和君、前より症状がひどくなってる…?
どうしよう、どうすれば…!
「ッ、木村ぁ!!」
怒りを顔いっぱいに溜めた逢和君が、木村君を横から思い切り蹴り飛ばして私の上から退けさせた。
「グッ、…っ!」
鈍い音が鳴って、木村君は床に体を打ち付けて苦悶の表情を浮かべる。
すぐさま逢和君が、肩で息しながら心配そうな目を私に向けた。
「寧々、大丈夫か!?」
「ッ…、」
私は首を小さく縦に振り、涙をこぼす。
ほんとに
助けに来てくれた…
たくさん走って探しにきてくれたんだろう逢和君の姿に、
胸が焼けるように熱くなって涙が溢れる。
「クシュッ、クシュン!」
「…!」
逢和君の肌に、ジワジワと赤い湿疹が広がっていく。
逢和君は苦しそうによろけて、ドアの縁に寄りかかりながらその場に崩れ落ちてしまった。
「クシュン!クシュン!…う、ハァ、ハァ、」
感動して一度沸き立った血が、また冷えていく。
どうしよう…ここは狭すぎるんだ
私から離れられればいいのに、相変わらず私の体は言うことを聞いてくれない
逢和君、前より症状がひどくなってる…?
どうしよう、どうすれば…!