クールなあおくんに近づきたい!〜あと10センチ、きみに届け〜
「…私はいいけど…苗村さんにちゃんと謝ろう?」
目を丸くする逢和君の顔から笑顔が消えた。
「…寧々。宿研で木村に鍵渡したの、アイツなんだよ?それに俺を嫌いでいてくれないと寧々に何するか、」
「それとこれとは別だよ…!」
私の意志の強さを感じたのか、逢和君が言葉を飲んだ。
「逢和君の気持ちは嬉しいけど…
苗村さんは逢和君のこと好きだったんだよ。苗村さんがどんな人だろうと、逢和君には誠意を持ってその気持ちに応える義務があると思う。」
逢和君はしばらく考えたあとため息をついて、
「…分かった。」
と私の手を取った。
そして、
「姫様には勝てませんね。」
手の甲にキスを落とした。
「!!」
逢和君は顔が赤く染まっていく私を嬉しそうに眺めると、私の肩に頭をもたれさせた。
「あー…なんかヤバい」
「…?」
「…これからはこうやっていつでも触れて…怒ったり恥ずかしがる寧々を間近で見れるんだな…すげぇ」
逢和君の掠れた声は少し上ずってて、感極まってるのが分かる。
目を丸くする逢和君の顔から笑顔が消えた。
「…寧々。宿研で木村に鍵渡したの、アイツなんだよ?それに俺を嫌いでいてくれないと寧々に何するか、」
「それとこれとは別だよ…!」
私の意志の強さを感じたのか、逢和君が言葉を飲んだ。
「逢和君の気持ちは嬉しいけど…
苗村さんは逢和君のこと好きだったんだよ。苗村さんがどんな人だろうと、逢和君には誠意を持ってその気持ちに応える義務があると思う。」
逢和君はしばらく考えたあとため息をついて、
「…分かった。」
と私の手を取った。
そして、
「姫様には勝てませんね。」
手の甲にキスを落とした。
「!!」
逢和君は顔が赤く染まっていく私を嬉しそうに眺めると、私の肩に頭をもたれさせた。
「あー…なんかヤバい」
「…?」
「…これからはこうやっていつでも触れて…怒ったり恥ずかしがる寧々を間近で見れるんだな…すげぇ」
逢和君の掠れた声は少し上ずってて、感極まってるのが分かる。