クールなあおくんに近づきたい!〜あと10センチ、きみに届け〜
直後に窓がコンコン、と鳴る。





「…!」





全面ガラス張りの窓の向こう側


逢和君が、


ガラスを隔てて30センチほど先に、


いる。







「っ…、」






白いゆったり目の半袖パーカーに黒のボディバッグ、下に細身の黒スキニーとスニーカーを履いたシンプルな私服姿で

横向きにしゃがみスマホを耳に当て、ちょっと照れくさそうにこっちを見てる逢和君。














か、



かか、かっこよ…!!






何度か逢和君を近くで見たことはあったけど、いつもテンパってたり暗かったりしたから…

こうして改めてちゃんと間近で見るのは初めてかもしれない。


すごい。

近くで見る逢和君、すごい…!



体大きいな、男の子だなぁ。腕の筋肉、かっこいい…!

あ…すごいお肌きれい。あれ?毛穴は?ない!?

やっぱり、お顔の配置バランス綺麗すぎるし

こんな近くで流し目されると、なんかもう…!

逢和君のタレ目って、凄くセクシーだな…!?

どうしよう、意識すればするほど、ドキドキしてきちゃった!

うわぁ、逢和君がこっち見てる…!



うわぁ、

うわぁ…!
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