楽しそうで良かったですね?私も楽しみます。
だいぶ泣いたから気持ちの切り替えができたのかな?
彼への愛情はもうすっかりなかった。
彼といても楽しくない、私も彼も。
それがわかったから、別れよう、そう思えた。

そう思ったら一瞬でも一緒に生活するのか辛くなってきた。
明日知り合いの情報屋の人に証拠写真撮ってもらおう。そう思ったらぐっすり眠れた。


彼を送ったあと情報屋さんを訪ねる。
「急にごめんなさい。お願いしたいことがあって」

いやいや、と情報屋は笑った。
もともと姉の友人で時々姉と一緒に話した人なので気安かった。
「主人が浮気してるみたいで…昨日2人が食事してるとこ見て、別れたいの。証拠が欲しくて」
「なるほど、どんくらい?1週間くらい張ったら証拠とれそう?」
「週に3回は会っているようなのですぐ撮れそうですが、わたしは直に撮るのは辛いのでお願いできますか?」
「いいよ、任せといて。1週間後またきて、ご主人も職場もわかるから大丈夫だし」

情報屋さんはくちが固いけど、さすがにお姉ちゃんには伝わるかなー
先にはなしたほうがいいかな。
そう思って姉を訪ねることにした。
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