幽霊。〘透明になった日〙
「え、ボツ?こんなに上手いのに?」
鉛筆で描かれていてもガラスの質感と色もラムネ瓶の絵はとてもボツになった作品には見えない。
「本当はこれをキャンバスに描いてコンクールに出そうと思ってたんだけど、納得いかなくて…」
「でも私はこの絵好きだなぁ」
「ありがとう」
戸惑ったような、けれど少し照れてるような表情を浮かべている。
「この絵を完成する事が出来たら。1番に影山さんに見せてもいい?」
「私が1番にみていいの?」
「影山さんがこの絵を好きって言ってくれたから。きっとボツにしたまま描こうと思い直すこともなかったはずだから」
鉛筆で描かれていてもガラスの質感と色もラムネ瓶の絵はとてもボツになった作品には見えない。
「本当はこれをキャンバスに描いてコンクールに出そうと思ってたんだけど、納得いかなくて…」
「でも私はこの絵好きだなぁ」
「ありがとう」
戸惑ったような、けれど少し照れてるような表情を浮かべている。
「この絵を完成する事が出来たら。1番に影山さんに見せてもいい?」
「私が1番にみていいの?」
「影山さんがこの絵を好きって言ってくれたから。きっとボツにしたまま描こうと思い直すこともなかったはずだから」