平民少女は、知らない貴族に愛される

私はまた外を見ていました。
そしたら担任と思われる先生が入ってきました。
「今日からこのクラスの担任です。ここでは皆平等です。いじめ、差別そのようなことはしないように。それと1時間目は校内見学だ。先輩が案内してくれる。失礼のないように」
それだけ言って出ていきました。

キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴って先輩が入ってきました。
「こんにちは。このクラスの案内を担当するキースです。よろしくお願いします。それでは着いてきてください」
先輩は色々な所に連れて行ってくれました。
家庭科室、化学室、図書館、体育館、魔法練習場、カフェテリア、中庭など。
でも、広すぎてどこにあるのか覚えられないため、途中で覚えることを諦めました。
しょーがないです。
広すぎるのが悪いのですから。
私は悪くないです。