その溺愛、危険度99%につき
つー、と首を撫でられて、たったそれだけのことで、私の体は過剰に反応してしまう。
こんな時に、恥ずかしい……。
「澪は俺のいうことを本当になにも聞かないね。どうすればもっと従順になってくれるわけ」
「っ、」
「いっそのことこの部屋に閉じ込めて、縛りつけてやろうか。他の奴らじゃなくて、俺のことしか考えなくなるまで」
私の首を片手で掴む朔。少しでも動いたら首を絞められそうな気がした。
怒ってる、そして、焦りも感じているような。
いつもの余裕たっぷりの朔とはかけ離れていて、少し、不安になる。
「……」
きっと、それが顔に出てしまってたんだと思う。