その溺愛、危険度99%につき

「……」

「離れるつもりなんて、私だってないから。私は朔のもので、朔は私のものなんでしょ?手放さないよ、絶対に」



きっと、私の知らない朔がたくさんいる。
私が想像もできないようなことがいっぱいあったんだと思う。

それを自分から話すのは、すごく勇気のいることだと思うんだよ。

だからもし、そういうの全部1人で抱えるのが辛くなったら、誰かに話したくなったら、その時は言ってね。ちゃんと聞くから。

私がそばにいるって、忘れないでよね。



「……っそれだけ!どうしても伝えたかったから!ごめんね、急に来て。じゃあね!」



言いたいこと全部言い終わったら、とてつもなく恥ずかしくなってきた。
……す、好きって言っちゃったし……!
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