その溺愛、危険度99%につき

96%






お昼休みの騒がしい教室。

一緒にお弁当を食べていた奈子が、苦笑いをしながら口を開いた。



「えーっと……あの、2人とも、付き合ってるんだよね?」



私と、その横で腕組みをして立っている朔を交互に見る奈子。

普通なら付き合いたてほやほやでカップル同士仲良くするんだろうけど……今はむりそう。

だって……


「澪、いい加減考えは変わった?」
「いや、変わりませんけど……」

「……ふぅん。」


怖いもん!シンプルにさっきから圧がすごいんだもん!!
彼女に対してする態度じゃないよ!!!



「み、澪ちゃん、榛名くん怖いよ?何しちゃったの?」
「いや何もしてないよっ。」
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