その溺愛、危険度99%につき
なかでもカフェのスイーツが気に入ったみたいで。
『なにこれ……美味しすぎる』って、驚きで目をぱちぱちとさせてた。
「そんなことがあったから、今回誘ったんじゃないかな」
……このまま、普通の高校生やってくれたら私にとってもありがたいんだけどな。
「ていうか奈子も一緒に来るでしょ?」
「何言ってるの澪ちゃんっ。榛名くんは澪ちゃんと2人がいいんだよ」
「えぇ……そんなことないよ、3人のほうが楽しいよ!私も奈子とチーズケーキ食べたい」
「そう言ってくれるのは嬉しいけど……でも、」
「うん?」
「……ううん、なんでもないよ!とにかく、今日は2人で楽しんでおいでよっ」
優しく笑う奈子にむーっと頬を膨らます。
そこまで言うなら仕方ない。
テストのために朔と一緒に行くか……。