憎きセカンドレディに鉄槌を!(コミカライズ原作『サレ妻と欲しがり女』)
「それでも春菜は所詮、美羽先輩の身代わりなんだし、上條課長が私に飽きたら遠慮なく言ってくださいね。ポイされる覚悟はできてるんで」
「身代わり?」
信じられない言葉の羅列に、思わず箸を置いてしまった。
「だってそうでしょう? 美羽先輩の妊娠で抱くことができない代わりに、春菜に手を出したんだから」
「確かにそうだ。でも軽い気持ちで抱いたつもりはない」
それを口にしてから、しまったと思った。自分の立場を取り繕うセリフを言うハズだったのに、言い終えてからその過ちに気づいても、すでに遅し――。
「軽い気持ちで抱いたんじゃないとしたら、昨日はどんな気持ちで春菜を抱いたんでしょうね」
昨夜は、据え膳食わぬは男の恥を実行しただけの行為だったのに、もう言い逃れができないところまで、自らを追い詰めてしまった。
「そ、それは春菜のことが……す、好き、みたいな」
(正直に言えば、春菜の体が好きなんだが――)
「ほんとにぃ?」
語尾を上げて言いながら、席を立った春菜。俺の顔を覗き込んだと思ったら、強引に膝の上に腰かける。すぐ傍にあるピンク色の唇の口角があがってることで、彼女の機嫌が直ったのが見てとれた。
「ほんとさ。春菜が好きだよ……」
好きと言ったクセに美羽に告げるのとは違い、その口調はどこか投げやりな感じで、冷たいものだった。
「ふふっ、ありがと♡ そんな正直者の上條課長に、ご褒美をあげちゃいます」
春菜は俺の利き手を掴み、タイトスカートの中に突っ込んだ。下着をつけていない指先が敏感な部分に軽く触れただけで、膝の上に座っている体が大きく跳ねる。
「はぁあんっ、春菜の感じるトコロが見えないのにすぐにわかるなんて、上條課長すごぉい」
「こんなことしてたら弁当食えないけど、それでもいいのか?」
「ご褒美なんだから、好きなだけ触っていいよ。それに愛の告白をされたのに無視する女のコがいるなら、春菜は間違いなく罵倒する。バカじゃないのって」
俺の首に両腕をかけてから、手の動きに合わせて微妙に腰を動かすエロい春菜を見てるだけで、それ以上のコトをしたくて堪らなくなった。
「鍵、かけなきゃヤバいよな」
「あっあっ、ぁあん、だい…じょうぶだよ。ンンッ、春菜かけたし」
「さっき、嘘をついたのか?」
俺の手つきに夢中になってる時点で、咎める言葉を告げても、効力がまったくないのは明白だった。
「ついたっ…だって良平きゅんがっ、冷たかったから、はぁん…イジワルしたくなったんだもん」
春菜の荒い呼吸と一緒に、下半身を弄る卑猥な水音が会議室に響き渡る。社内でおこなってはいけない行為なのに、とめる気にならないくらい、夢中になってやってしまった。
「身代わり?」
信じられない言葉の羅列に、思わず箸を置いてしまった。
「だってそうでしょう? 美羽先輩の妊娠で抱くことができない代わりに、春菜に手を出したんだから」
「確かにそうだ。でも軽い気持ちで抱いたつもりはない」
それを口にしてから、しまったと思った。自分の立場を取り繕うセリフを言うハズだったのに、言い終えてからその過ちに気づいても、すでに遅し――。
「軽い気持ちで抱いたんじゃないとしたら、昨日はどんな気持ちで春菜を抱いたんでしょうね」
昨夜は、据え膳食わぬは男の恥を実行しただけの行為だったのに、もう言い逃れができないところまで、自らを追い詰めてしまった。
「そ、それは春菜のことが……す、好き、みたいな」
(正直に言えば、春菜の体が好きなんだが――)
「ほんとにぃ?」
語尾を上げて言いながら、席を立った春菜。俺の顔を覗き込んだと思ったら、強引に膝の上に腰かける。すぐ傍にあるピンク色の唇の口角があがってることで、彼女の機嫌が直ったのが見てとれた。
「ほんとさ。春菜が好きだよ……」
好きと言ったクセに美羽に告げるのとは違い、その口調はどこか投げやりな感じで、冷たいものだった。
「ふふっ、ありがと♡ そんな正直者の上條課長に、ご褒美をあげちゃいます」
春菜は俺の利き手を掴み、タイトスカートの中に突っ込んだ。下着をつけていない指先が敏感な部分に軽く触れただけで、膝の上に座っている体が大きく跳ねる。
「はぁあんっ、春菜の感じるトコロが見えないのにすぐにわかるなんて、上條課長すごぉい」
「こんなことしてたら弁当食えないけど、それでもいいのか?」
「ご褒美なんだから、好きなだけ触っていいよ。それに愛の告白をされたのに無視する女のコがいるなら、春菜は間違いなく罵倒する。バカじゃないのって」
俺の首に両腕をかけてから、手の動きに合わせて微妙に腰を動かすエロい春菜を見てるだけで、それ以上のコトをしたくて堪らなくなった。
「鍵、かけなきゃヤバいよな」
「あっあっ、ぁあん、だい…じょうぶだよ。ンンッ、春菜かけたし」
「さっき、嘘をついたのか?」
俺の手つきに夢中になってる時点で、咎める言葉を告げても、効力がまったくないのは明白だった。
「ついたっ…だって良平きゅんがっ、冷たかったから、はぁん…イジワルしたくなったんだもん」
春菜の荒い呼吸と一緒に、下半身を弄る卑猥な水音が会議室に響き渡る。社内でおこなってはいけない行為なのに、とめる気にならないくらい、夢中になってやってしまった。