春色の恋−カナコ−[完]
まだ周りの友達で結婚した子がいないのもあって、新婚生活って想像できない。
大好きな人と毎日一緒に過ごせるのって、すごく幸せだと思うけど…。
こういう一人の時間も、大切なんじゃないかなぁ。
高校入学と同時に、おにいちゃんと二人だけの生活を始めた私。
忙しいおにいちゃんだから、一人でいる時間が長くて、はじめの頃はお隣さんに入り浸っていたけど今ではすっかり慣れてしまっていた。
一人で過ごす時間を、満喫できていたし。
そんなことを考えていたら、いつもよりも湯船につかる時間が長くなってしまった。
のぼせ気味の身体をささっと拭いてパジャマに着替え、冷蔵庫から冷たい水を取り出したところで携帯電話が鳴った。
携帯を見ると相手は河合さん。
「もしもし!?」
『はは。こんばんは、カナコちゃん』
「こ、こんばんは!」
あわてて出たうえに、うまく挨拶もできなくて顔が赤くなってしまう。
『もう寝てた?』
「まさか!今お風呂から上がったところだったんです」
さすがに寝るには少し早い時間だったけど、あわてて電話に出たから寝てたと思ったのかな?
大好きな人と毎日一緒に過ごせるのって、すごく幸せだと思うけど…。
こういう一人の時間も、大切なんじゃないかなぁ。
高校入学と同時に、おにいちゃんと二人だけの生活を始めた私。
忙しいおにいちゃんだから、一人でいる時間が長くて、はじめの頃はお隣さんに入り浸っていたけど今ではすっかり慣れてしまっていた。
一人で過ごす時間を、満喫できていたし。
そんなことを考えていたら、いつもよりも湯船につかる時間が長くなってしまった。
のぼせ気味の身体をささっと拭いてパジャマに着替え、冷蔵庫から冷たい水を取り出したところで携帯電話が鳴った。
携帯を見ると相手は河合さん。
「もしもし!?」
『はは。こんばんは、カナコちゃん』
「こ、こんばんは!」
あわてて出たうえに、うまく挨拶もできなくて顔が赤くなってしまう。
『もう寝てた?』
「まさか!今お風呂から上がったところだったんです」
さすがに寝るには少し早い時間だったけど、あわてて電話に出たから寝てたと思ったのかな?