春色の恋−カナコ−[完]
作業しながらだったけど沢山お話できて、楽しかった。
おにいちゃんが選んだ人はとても素敵な人で、お姉ちゃんができたようでとにかくうれしい。
残りの作業をなんとか終えたころには外も暗くなってきていて、夕飯の時間を過ぎていたけどさすがに疲れたということで、宅配ピザを注文した。
サラダくらいは…と冷蔵庫の野菜室に残っていたもので、簡単にサラダを作って3人で食べた。
「もうほぼ終わりだから。コウスケも悪かったな」
「いいよ、お前の彼女見ることができたし」
くすくす笑う河合さんだけど、おにいちゃんが少しだけ照れたように見えたのは気のせいじゃないはず!
楽しそうにピザを食べていると、おにいちゃんの携帯が鳴って。
「ちょっとごめん」
そのまま2階の自分の部屋へと移動してしまった。
「カナコちゃん」
隣に座る河合さんが少しだけ私に近づいてきて、そっと手を握ってくれて。
「明日の予定は?」
耳元でそっとそう囁かれて、ドキドキが止まらなくなってしまう。
「あ、明日は片付けが終われば何もない、ですよ」
どうしたらいいのかわからず、俯いたままそっと頭を河合さんの方へ傾けてみると、河合さんの頭も同じように私に傾いてきて、私の頭と河合さんの頭が重なるようになった。
おにいちゃんが選んだ人はとても素敵な人で、お姉ちゃんができたようでとにかくうれしい。
残りの作業をなんとか終えたころには外も暗くなってきていて、夕飯の時間を過ぎていたけどさすがに疲れたということで、宅配ピザを注文した。
サラダくらいは…と冷蔵庫の野菜室に残っていたもので、簡単にサラダを作って3人で食べた。
「もうほぼ終わりだから。コウスケも悪かったな」
「いいよ、お前の彼女見ることができたし」
くすくす笑う河合さんだけど、おにいちゃんが少しだけ照れたように見えたのは気のせいじゃないはず!
楽しそうにピザを食べていると、おにいちゃんの携帯が鳴って。
「ちょっとごめん」
そのまま2階の自分の部屋へと移動してしまった。
「カナコちゃん」
隣に座る河合さんが少しだけ私に近づいてきて、そっと手を握ってくれて。
「明日の予定は?」
耳元でそっとそう囁かれて、ドキドキが止まらなくなってしまう。
「あ、明日は片付けが終われば何もない、ですよ」
どうしたらいいのかわからず、俯いたままそっと頭を河合さんの方へ傾けてみると、河合さんの頭も同じように私に傾いてきて、私の頭と河合さんの頭が重なるようになった。