春色の恋−カナコ−[完]
翌日は、予告通りに迎えに来てくれた河合さん。
おにいちゃんも一緒に河合さんの車で会社まで送ってくれた。
「ありがとうございます」
「帰りも迎えに来るから。終わったら連絡してね?」
「…はい」
なんか…そこまで?って思うけど、河合さんもおにいちゃんもすごく心配してくれていて。
会社へ着くまでの車の中で、しばらく一人で出歩くのを控えることになってしまった。
今までだって、何もなかったんだし大丈夫だよって言っても、二人とも聞いてくれないし。
昨日のことで、佐藤さんが私の顔を覚えてしまっただろうからって。
佐藤さんの住んでいる所からは少し離れているけど、電車や車で移動できる距離。
昨日は仕事で本社へ出てきていたけど、今日も午前は本社へ出社する予定になっているらしい。
「はぁ」
会社へ来てしまえばいつも通りの毎日。
でも、なんだか集中できなくて気がつけばため息が出てしまう。
「悩み事?」
「いえ、ちょっと疲れが取れなくて」
正直、昨夜はあまりよく眠れなかった。
朝も気持ち良く起きることができなくて、いつも走っているのをお休みしたし。
早く、何らかの解決になるといいんだけど。
おにいちゃんも一緒に河合さんの車で会社まで送ってくれた。
「ありがとうございます」
「帰りも迎えに来るから。終わったら連絡してね?」
「…はい」
なんか…そこまで?って思うけど、河合さんもおにいちゃんもすごく心配してくれていて。
会社へ着くまでの車の中で、しばらく一人で出歩くのを控えることになってしまった。
今までだって、何もなかったんだし大丈夫だよって言っても、二人とも聞いてくれないし。
昨日のことで、佐藤さんが私の顔を覚えてしまっただろうからって。
佐藤さんの住んでいる所からは少し離れているけど、電車や車で移動できる距離。
昨日は仕事で本社へ出てきていたけど、今日も午前は本社へ出社する予定になっているらしい。
「はぁ」
会社へ来てしまえばいつも通りの毎日。
でも、なんだか集中できなくて気がつけばため息が出てしまう。
「悩み事?」
「いえ、ちょっと疲れが取れなくて」
正直、昨夜はあまりよく眠れなかった。
朝も気持ち良く起きることができなくて、いつも走っているのをお休みしたし。
早く、何らかの解決になるといいんだけど。