春色の恋−カナコ−[完]
「なんだか、申し訳ないです」
「いいんだよ。俺が選んだ服でしょ?カナコちゃんによく似合っていた」
素敵な服をプレゼントしてもらって、大好きな河合さんと手をつないで街を歩く。
すごく幸せで、足取りも軽くて。
カフェで休憩をしてから家まで送ってくれた。
私を送り届けてから、両親とおにいちゃんに挨拶をした河合さんは、食事を誘った母さんの言葉に丁寧に断りを入れてから帰って行ってしまった。
もっと一緒にいたかったけど、仕方ないよね。
夕御飯を食べながら、ちょっとだけ元気が出なかったけど。
お母さんの料理はおいしくて、お父さんも機嫌が良かった。
「カナコ、もう寝た?」
夜。
後は寝るだけの状態でベッドの上で雑誌を読んでいると、扉の向こうからおにいちゃんの声が聞こえて。
「起きてるよ。どうぞ?」
私の部屋へ来るなんて、珍しいな。
手には冷たい水のペットボトルが握られていて、部屋に入ってきてテーブルの上に置いた。
「いいんだよ。俺が選んだ服でしょ?カナコちゃんによく似合っていた」
素敵な服をプレゼントしてもらって、大好きな河合さんと手をつないで街を歩く。
すごく幸せで、足取りも軽くて。
カフェで休憩をしてから家まで送ってくれた。
私を送り届けてから、両親とおにいちゃんに挨拶をした河合さんは、食事を誘った母さんの言葉に丁寧に断りを入れてから帰って行ってしまった。
もっと一緒にいたかったけど、仕方ないよね。
夕御飯を食べながら、ちょっとだけ元気が出なかったけど。
お母さんの料理はおいしくて、お父さんも機嫌が良かった。
「カナコ、もう寝た?」
夜。
後は寝るだけの状態でベッドの上で雑誌を読んでいると、扉の向こうからおにいちゃんの声が聞こえて。
「起きてるよ。どうぞ?」
私の部屋へ来るなんて、珍しいな。
手には冷たい水のペットボトルが握られていて、部屋に入ってきてテーブルの上に置いた。