春色の恋−カナコ−[完]
「ああ」
すごくうれしそうな顔をしたおにいちゃん。
喜んでいるんだ…。よかった。
カオリさんと付き合い始めたころから、将来のことを考えていたというおにいちゃん。
順番が前後してしまったけど、きっかけにはなったかな?なんて。
「実は、まだ今日わかったばかりなんだ」
「えー?」
少し遅れているから調べたというカオリさんから連絡があり、会ってきたんだという。
結果は陽性で、近いうちに病院で確認してくるとのこと。
その場で結婚を申し込んだらOKをもらえたらしく、来週にでも家へ連れてくると言っていた。
なんだか自分のことのように嬉しくて、カオリさんがお義姉さんになることも、あかちゃんが出来たことも、信じられない。
「だから、先に結婚してもいいか?」
「そんなの!あたりまえじゃない!」
私は結婚を急ぐ理由はないんだし。
そりゃ、早く河合さんと一緒に生活したいとは思うけど。
すごくうれしそうな顔をしたおにいちゃん。
喜んでいるんだ…。よかった。
カオリさんと付き合い始めたころから、将来のことを考えていたというおにいちゃん。
順番が前後してしまったけど、きっかけにはなったかな?なんて。
「実は、まだ今日わかったばかりなんだ」
「えー?」
少し遅れているから調べたというカオリさんから連絡があり、会ってきたんだという。
結果は陽性で、近いうちに病院で確認してくるとのこと。
その場で結婚を申し込んだらOKをもらえたらしく、来週にでも家へ連れてくると言っていた。
なんだか自分のことのように嬉しくて、カオリさんがお義姉さんになることも、あかちゃんが出来たことも、信じられない。
「だから、先に結婚してもいいか?」
「そんなの!あたりまえじゃない!」
私は結婚を急ぐ理由はないんだし。
そりゃ、早く河合さんと一緒に生活したいとは思うけど。