春色の恋−カナコ−[完]
お父さんは、そんなお母さんを見て呆れて笑っていた。
「私からもお願いします。一緒に住まわせてください」
おにいちゃんとカオリさんが、どうしてそこまで同居にこだわるのか私にはわからないけど。
私としては家族が増えるのはうれしいし、幸い家の中に部屋が足りないわけでもない。
そんなに広い家じゃないけど、空いている部屋もあるわけで。
「そうねぇ。じゃあ、一緒に住んでもらおうかしらねえ、お父さん?」
「ああ、いいんじゃないか?」
何度目かの話し合いで、籍を入れたら一緒に住むことになった。
そのために家の中を少し変えることになり、一階にある荷物部屋になっている部屋が新しい私の部屋になり、2階にあった今まで使っていた部屋と、隣のおにいちゃんの部屋の壁をなくして夫婦の部屋にすることになった。
もうひとつ、2階にある空き部屋もおにいちゃん夫婦が使うことになって、実質2階が新婚さんの家という感じだ。
式までにリフォームも済ませることになり、しばらく家の中もごちゃごちゃして大変だったけど。
いつか私も家を出ていくんだよね。
河合さんとの新婚生活なんて、まだまだ想像できないけど。
こうしてカオリさんも含めて家族で一緒に過ごしていると、早く河合さんのもとへ行きたいと思ってしまう。
「私からもお願いします。一緒に住まわせてください」
おにいちゃんとカオリさんが、どうしてそこまで同居にこだわるのか私にはわからないけど。
私としては家族が増えるのはうれしいし、幸い家の中に部屋が足りないわけでもない。
そんなに広い家じゃないけど、空いている部屋もあるわけで。
「そうねぇ。じゃあ、一緒に住んでもらおうかしらねえ、お父さん?」
「ああ、いいんじゃないか?」
何度目かの話し合いで、籍を入れたら一緒に住むことになった。
そのために家の中を少し変えることになり、一階にある荷物部屋になっている部屋が新しい私の部屋になり、2階にあった今まで使っていた部屋と、隣のおにいちゃんの部屋の壁をなくして夫婦の部屋にすることになった。
もうひとつ、2階にある空き部屋もおにいちゃん夫婦が使うことになって、実質2階が新婚さんの家という感じだ。
式までにリフォームも済ませることになり、しばらく家の中もごちゃごちゃして大変だったけど。
いつか私も家を出ていくんだよね。
河合さんとの新婚生活なんて、まだまだ想像できないけど。
こうしてカオリさんも含めて家族で一緒に過ごしていると、早く河合さんのもとへ行きたいと思ってしまう。