春色の恋−カナコ−[完]
「今日はコウヘイの結婚式ですよ!しっかりしてください」
いつの間にか近くへ来たお母さんが、なんだかはっきりしないお父さんに向かって少しきつい口調で言う。
「そうだな」
少しだけ笑ったお父さんは、親戚へ挨拶をしてくると言ってお母さんと一緒に控室を出て行ってしまった。
私も一緒に行ったほうがいいかな?
ちらっと河合さんを見ると、テーブルにあったコーヒーを飲んでいて。
「コウスケさん」
「ああ、カナコちゃんもいく?」
じゃあ一緒に行こうか、と私の手を取り控室を後にした。
いつの間にか近くへ来たお母さんが、なんだかはっきりしないお父さんに向かって少しきつい口調で言う。
「そうだな」
少しだけ笑ったお父さんは、親戚へ挨拶をしてくると言ってお母さんと一緒に控室を出て行ってしまった。
私も一緒に行ったほうがいいかな?
ちらっと河合さんを見ると、テーブルにあったコーヒーを飲んでいて。
「コウスケさん」
「ああ、カナコちゃんもいく?」
じゃあ一緒に行こうか、と私の手を取り控室を後にした。