春色の恋−カナコ−[完]
花嫁さんのブーケ。
本当は欲しいって思っていたけど、やっぱ妹だし遠慮するべきだよね。
おにいちゃんの次に結婚するのは、私であってほしい。
「あ、お母さんが呼んでいるから行くね!」
遠くのほうでお母さんが私と河合さんを呼んでいることに気が付き、ハナちゃんと別れてお母さんのほうへ行く。
何年も会っていなかった遠い親せきや、カオリさんの親せきなど、何人にも挨拶して。
その時に、お母さんは河合さんのことをちゃんと「娘の婚約者」として紹介してくれていた。
少しだけ恥ずかしいけど、すごくうれしい。
挨拶をしている河合さんは、とても大人っぽくてしっかりしていて。
こんなときでもドキドキしてしまうなんて。
「ちょっと控室へ行くね」
一通り挨拶も終えて落ち着いたころ。
まだ花嫁さんに会っていないので河合さんと一緒に控室へ行ってみた。
「カオリさん?」
本当は欲しいって思っていたけど、やっぱ妹だし遠慮するべきだよね。
おにいちゃんの次に結婚するのは、私であってほしい。
「あ、お母さんが呼んでいるから行くね!」
遠くのほうでお母さんが私と河合さんを呼んでいることに気が付き、ハナちゃんと別れてお母さんのほうへ行く。
何年も会っていなかった遠い親せきや、カオリさんの親せきなど、何人にも挨拶して。
その時に、お母さんは河合さんのことをちゃんと「娘の婚約者」として紹介してくれていた。
少しだけ恥ずかしいけど、すごくうれしい。
挨拶をしている河合さんは、とても大人っぽくてしっかりしていて。
こんなときでもドキドキしてしまうなんて。
「ちょっと控室へ行くね」
一通り挨拶も終えて落ち着いたころ。
まだ花嫁さんに会っていないので河合さんと一緒に控室へ行ってみた。
「カオリさん?」