春色の恋−カナコ−[完]
岡本さんと名乗った彼は、見た目はおにいちゃんと同じくらいの年齢に見えるけど、左手の薬指にはきらりと光る指輪があった。
ああ、結婚しているんだと思いつつ、連れられるままに彼の後ろをついて歩き、事務所の中へとはいって行った。
小さな会社の事務職に就職した私。
主な仕事は電話番だと言われていたけど、事務所に入るとノートパソコンに向かって仕事をしている人が数人、人のいない席にもノートパソコンが置いてあって。
私の席だと案内されたのは、岡本さんの席の目の前で、窓際の席。
事務所全体を見渡せる、部屋の奥の方にある席で、机の上にはきれいなデスクトップパソコン。
「えっと、名前は先ほど言いましたが、経理部長の岡本です」
若いのにやはり部長さんでしたか!びっくりしつつ、社長も40歳という若さの会社なのでそんなものかも?と納得しちゃって。
ああ、結婚しているんだと思いつつ、連れられるままに彼の後ろをついて歩き、事務所の中へとはいって行った。
小さな会社の事務職に就職した私。
主な仕事は電話番だと言われていたけど、事務所に入るとノートパソコンに向かって仕事をしている人が数人、人のいない席にもノートパソコンが置いてあって。
私の席だと案内されたのは、岡本さんの席の目の前で、窓際の席。
事務所全体を見渡せる、部屋の奥の方にある席で、机の上にはきれいなデスクトップパソコン。
「えっと、名前は先ほど言いましたが、経理部長の岡本です」
若いのにやはり部長さんでしたか!びっくりしつつ、社長も40歳という若さの会社なのでそんなものかも?と納得しちゃって。