春色の恋−カナコ−[完]
さっぱりしてお風呂から出て、ドライヤーを借りて髪の毛を乾かしてからリビングへ戻ると、部屋着に着替えた河合さんが新聞を読んでいて。
「お先に頂きました」
「あ、じゃあ俺も入ってくるから。冷蔵庫から飲み物とか出していいからね」
入れ替わりで河合さんはお風呂に入ってしまった。
なんか、少しだけさみしいと思うのはわがままなのかな?
一緒にお風呂に入ることを考えると、とてもじゃないけど無理だと思うんだけど。
でも、こういうすれ違いってさみしいんだなぁ。
じゃあ、一緒に入る?
…無理だし!
河合さんに言われたとおり、冷蔵庫から水のペットボトルを取り出し、コップに入れて飲みながらそんなことを考えていたら、あっという間に河合さんが出てきた。
早い!と思ったけどふと時計を見るとそれなりに時間が経過していて。
私、こんなに長い時間考え込んでいたの?
「俺にももらえる?」
「あ、はい」
手元にあったペットボトルから水を注ぐと、にっこりと笑いながら河合さんがそれを一気に飲み干した。
「ありがとう。じゃあ、寝ようか?」
飲み干した水のコップをカウンターに置くと、呆然と立っている私の手を取り、あっという間に寝室のベッドに座らされてしまった。
「お先に頂きました」
「あ、じゃあ俺も入ってくるから。冷蔵庫から飲み物とか出していいからね」
入れ替わりで河合さんはお風呂に入ってしまった。
なんか、少しだけさみしいと思うのはわがままなのかな?
一緒にお風呂に入ることを考えると、とてもじゃないけど無理だと思うんだけど。
でも、こういうすれ違いってさみしいんだなぁ。
じゃあ、一緒に入る?
…無理だし!
河合さんに言われたとおり、冷蔵庫から水のペットボトルを取り出し、コップに入れて飲みながらそんなことを考えていたら、あっという間に河合さんが出てきた。
早い!と思ったけどふと時計を見るとそれなりに時間が経過していて。
私、こんなに長い時間考え込んでいたの?
「俺にももらえる?」
「あ、はい」
手元にあったペットボトルから水を注ぐと、にっこりと笑いながら河合さんがそれを一気に飲み干した。
「ありがとう。じゃあ、寝ようか?」
飲み干した水のコップをカウンターに置くと、呆然と立っている私の手を取り、あっという間に寝室のベッドに座らされてしまった。