春色の恋−カナコ−[完]
笑顔の先に
「ん…」
ふと目が覚めると、カーテンから朝の光が漏れていて。
寝がえりを打とうと思っても体が思うように動かなくて、自分が河合さんに抱きしめられていることに気がついた。
うそ、まだ寝てるよね?
目の前は河合さんの胸元。
おたがい横向きになって、抱き合うようにして寝ていたんだ。
「…カナコちゃん?」
私がもぞもぞしているので目が覚めたようで、河合さんがずずずっと下がってきておでこを私のおでこにこつん、と当ててきた。
「おはよう」
ニッコリ笑いながらそういう河合さんの笑顔が、なんだかすごくかわいくて。
思わず笑いがこみあげてきてしまった。
くすくす笑っている私を不思議そうに見ながら、くしゃくしゃっと私の髪を撫でてからベッドから出て行ってしまった。
あー、行っちゃったよぉ…。
一人ベッドに残されて、すごくさみしい。
私も起きようとベッドを出てから窓際に行き、カーテンを開けた。
ふと目が覚めると、カーテンから朝の光が漏れていて。
寝がえりを打とうと思っても体が思うように動かなくて、自分が河合さんに抱きしめられていることに気がついた。
うそ、まだ寝てるよね?
目の前は河合さんの胸元。
おたがい横向きになって、抱き合うようにして寝ていたんだ。
「…カナコちゃん?」
私がもぞもぞしているので目が覚めたようで、河合さんがずずずっと下がってきておでこを私のおでこにこつん、と当ててきた。
「おはよう」
ニッコリ笑いながらそういう河合さんの笑顔が、なんだかすごくかわいくて。
思わず笑いがこみあげてきてしまった。
くすくす笑っている私を不思議そうに見ながら、くしゃくしゃっと私の髪を撫でてからベッドから出て行ってしまった。
あー、行っちゃったよぉ…。
一人ベッドに残されて、すごくさみしい。
私も起きようとベッドを出てから窓際に行き、カーテンを開けた。