花からミルフィーユ
第二章 異世界の島
バタフライ④
僕は次の営業先へ向かわなければならないことを彼女に伝えると、約束してくれますか?と聞かれた。
次々に起こる不可解な出来事に僕もいささか疲れていた。
「わかった。その代わり一週間だけだ」
僕がそう言うと彼女はどこかに電話をした。
店を出るとパーキングに僕の車が停まっていた。
彼女は帰り際、一週間で終わればいいのですが…と呟いた。
「それでは話が違う」
僕は言い返したが彼女は去って行った。
車のドアノブ近くに蝶々のマークがついていた。
拭いてみたがとれなかった。
僕をマークするためのものだろうか。
次の営業先へは30分程遅れて行った。
遅れることは前もって連絡はしていた。
そこは美容室だった。
お店の名前はバタフライだった。
中へ入ると客はいなかった。
裏の方から従業員がやってきた。
「ついさっきまで忙しかったからちょうどよかったわ」
そう言うと僕を裏まで案内した。
室内はカラー剤やパーマ剤、シャンプーなどが入り混じった匂いで充満していた。
どこか懐かしい匂いに感じた。
OA機器を設置しパソコンと繋いだ。
一連の作業が終わったため責任者を呼んでもらった。
隣の休憩室から40代前後の女性が出てきた。
前腕にはアゲハチョウのタトゥーが彫られていた。
動作確認と操作説明、最後にサインをもらった。
良かったら他のOA機器も見たいからカタログを見せてほしいとのことだった。
次の約束までには時間があったのでカタログを渡しいくつかの機器を紹介することにした。
休憩室の奥にもう一つの部屋があった。
おそらく社長室だろ。
彼女は経営者だったのだ。
部屋にはいくつかの賞状やトロフィーが飾られていた。
従業員の男の子がコーヒーを二杯持ってきた。
彼女は煙草に火をつけ目を細めながらじっくりと見ていた。
9月に契約が満了をむかえる機器があるから来月また来てくれるかしら?
僕は日程を組んで約束をした。
次々に起こる不可解な出来事に僕もいささか疲れていた。
「わかった。その代わり一週間だけだ」
僕がそう言うと彼女はどこかに電話をした。
店を出るとパーキングに僕の車が停まっていた。
彼女は帰り際、一週間で終わればいいのですが…と呟いた。
「それでは話が違う」
僕は言い返したが彼女は去って行った。
車のドアノブ近くに蝶々のマークがついていた。
拭いてみたがとれなかった。
僕をマークするためのものだろうか。
次の営業先へは30分程遅れて行った。
遅れることは前もって連絡はしていた。
そこは美容室だった。
お店の名前はバタフライだった。
中へ入ると客はいなかった。
裏の方から従業員がやってきた。
「ついさっきまで忙しかったからちょうどよかったわ」
そう言うと僕を裏まで案内した。
室内はカラー剤やパーマ剤、シャンプーなどが入り混じった匂いで充満していた。
どこか懐かしい匂いに感じた。
OA機器を設置しパソコンと繋いだ。
一連の作業が終わったため責任者を呼んでもらった。
隣の休憩室から40代前後の女性が出てきた。
前腕にはアゲハチョウのタトゥーが彫られていた。
動作確認と操作説明、最後にサインをもらった。
良かったら他のOA機器も見たいからカタログを見せてほしいとのことだった。
次の約束までには時間があったのでカタログを渡しいくつかの機器を紹介することにした。
休憩室の奥にもう一つの部屋があった。
おそらく社長室だろ。
彼女は経営者だったのだ。
部屋にはいくつかの賞状やトロフィーが飾られていた。
従業員の男の子がコーヒーを二杯持ってきた。
彼女は煙草に火をつけ目を細めながらじっくりと見ていた。
9月に契約が満了をむかえる機器があるから来月また来てくれるかしら?
僕は日程を組んで約束をした。