朝、目が覚めたら意地悪なアイツと一緒のベッドで寝ていた件について
山田君のお家に向かう途中でさっきの返事のことを話そうと思ったけど、春野はももこちゃんのことが気になって仕方ないみたいみたいで言える雰囲気じゃない。
また後で話そう。
「あー…ももこ寂しがってないかなぁ…いや、絶対寂しがってる」
「三人の関係性はわからないけど、山田君がついてるなら大丈夫じゃないかな…?」
「はっ!哲哉に懐いてるから哲哉から離れなくなったら!!」
「もう!ももこちゃんの事すごく大事なのはわかったけど心配し過ぎ!」
こんな春野を見るのは初めてだ。
いつも意地悪ばっかりしてくるのに調子狂うよ。