朝、目が覚めたら意地悪なアイツと一緒のベッドで寝ていた件について


「あら!大事な事よ?お母さんは将来孫と遊ぶのが夢だもの」

「勝手な夢見んなよ!出掛けるんだろ?さっさと行けよ」


え!?春野のお母さん出掛けちゃうんだ…


「そうそう!早くいかなくちゃ!じゃあ、琴音ちゃんゆっくりしていってね!あと、これからも嵐の事よろしくね!」

「へ?あ!はい!こちらこそ宜しくお願いしますっ」


春野のお母さんは出掛けてしまった。


2人っきりになっちゃった…。


すると足元にももこちゃんがやってきたので私は抱き上げた。


「春野!ももこちゃん、春野の部屋に連れて行っていい?」

「あーいいけど、ねだられてもカレーやるなよ?」

「うん!」


するとももこちゃんは私の頬をペロペロ舐めてくれた。


「ひゃはっ!ももこちゃん可愛い!」


ももこを連れて春野の部屋に戻ってお昼ご飯を二人で食べる。


「琴音…さっきはごめん」

「さっき?あ、ううん…」

「あそこまでするつもりなかったんだけど、キスしたら気持ちが盛り上がって下に親いる事なんか考えてなかった…っつーか!拒否しない琴音も悪い!」

「へ!?なんで!?」

「琴音全然拒否しないし、可愛い反応するから理性が保てなかったんだよ!」

「そんなっ…」

「ワンワンッ!!」


するとももこちゃんがまるで春野を怒るかのように春野に向かって吠えた。


「なんで俺に向かって吠えんだよ!?」

「ももこちゃんだって春野が悪いって言ってるんだよ!…ふふっ」


ももこちゃんが春野のお姉さんみたいに春野を叱ってるみたいで面白かった。




< 48 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop