朝、目が覚めたら意地悪なアイツと一緒のベッドで寝ていた件について





もう一回寝よう。




この現実が受け入れられない私はこの状況が夢であることを願って目を閉じた。




目を閉じた時だ。




「ウオッ!?ちょっと待て!?えっ!?三神!?」





春野のその声でこの状況が現実だと思い知らされる。




「…これどういうことだよ」

「知らないよっ私に聞かないでっ…ていうか、離れて!」



私は春野をグイッと押して布団で身体を隠した。



「み、三神…俺のコトを襲ったのか!?」

「はい!?この状況でなんでそうなるわけ?普通反対でしょ!?」

「そ、そうだよな…わりぃ……おい…これって…血?」

「ふえ?」



シーツには生々しく血が付いていた。



嘘…私のなの?



初めての時は血が出るって聞いてたけど…


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