朝、目が覚めたら意地悪なアイツと一緒のベッドで寝ていた件について
すると、春野は突然正座をして頭を下げた。
「三神ッ!謝って済むコトじゃないけど…だあぁ!マジでゴメン!俺、昨日何があったのか全然覚えてないんだ!クソ…俺最低過ぎる…」
「え…えっと…」
こんな真剣に謝ってくる春野を見るのも初めてだし、自分でも昨日何があったのかわからないわけで…なんて言っていいかわからない。
「あ!そうだ!みんなどうしたのかな?」
「エ?あ…リビング?さ、先に服」
「そ、そうだよね……」
春野はベッドの周りに散らばった私の服を拾ってベッドに置いてくれた。
私達はギクシャクしながらお互い後ろを向いて服を着て春野の部屋を出た。
っていうか…春野の部屋だったんだ。
二人でリビングに行くと昨日の夜散らかしたお菓子やテーブルゲーム等は全部片付いて誰もいない。
本当…昨日何があったの!?