朝、目が覚めたら意地悪なアイツと一緒のベッドで寝ていた件について



茫然としていると、春野は突然私の手をギュッと握った。



「三神。俺、責任取るから」

「責任…って?」

「俺達付き合おう?」



春野は私を包み込むようにして抱き締めた。



「つ、付き合う!?私と春野が?」

「当たり前だろ!三神初めてだったのに…一夜の過ちにしたくない。三神のこと大事にするから」



!?



春野の大事にするからって今までの意地悪を思い返しても全然説得力ないんですけど!?




真剣に言ってくれてる…。





っていうか、私が好きなのは山田君なんだってば!




でも、どうしよう…昨日まで春野の事嫌いだったのに、付き合おうって言われて…抱き締められてるのも嫌じゃない。


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