びっ…chiちゃん!!!
「もういいんじゃない?桃真の事信じてやっても」
「き...傷付くのが怖いんだっ」
あたしは笑って見せた。
「傷付けないとは言わない。そりゃあ付き合ったら喧嘩だってあると思う。でも俺の気持ちはまだ届いてないってこと?本気なんだ」
「それは...」
わかってる。
桃真がいい人な事くらい。
赤ちゃんの時から一緒なんだもん。
性格だって知ってる。
けど...。
「じゃあもう俺は桃真が誰かに取られちゃっても知らない」
「やだ!!!」
あたしは即答してしまった。