びっ…chiちゃん!!!
インターフォンのモニターを見る。
嘘...なんで.....。
あたしはモニターを見て急いで玄関を開けた。
「びっくりした...。よっ」
そこに居たのは桃真。
「あいつに取られたくなくて、俺の気持ち言いに来た」
あいつ...?
「初詣の日。告白されてんの聞いちゃった」
あの時か...。
「あいつみたいにでかい器は俺には無いかも知れない。過去と比べちゃうし、過去に嫉妬しちゃうし。かっこ悪ぃけど、それぐらい、余裕無くなるぐらい奏音のことがすきだ。どこにも行かないで...」
そう言って桃真はあたしに抱きついた。