びっ…chiちゃん!!!
ガタンッ。
あちゃー。
月樺は持っていた物を置いて走って行ってしまった。
きっとあたしの部屋だな。
「俺何かした?」
「璃音のばか」
「え、俺?」
あたしは自分の部屋を覗いた。
いたいた。
「ごめんね、泣いちゃって」
「いいんだよ、うちのばか弟がごめんね」
「んーん」
「一番幸せにしてほしい人に幸せになれよとか言われたくないよね。しかもただの幼なじみみたいな言い方しやがって...女心わかってないお子ちゃまなんだ」
「そーいうとこもすきなの」
「.......そっか」