びっ…chiちゃん!!!


そんなに嫌なのかとあたしは少しショックだった。

「バカ。こーゆーのは俺からしたい」

そう言って桃真はいつもより深くて長いキスをあたしにした。

甘い吐息だけが聞こえる。

「ふふっ」

「何笑ってんだよ」

「ぎこちないなぁって(笑)」

「うるせ」

そう言って桃真はあたしの上に覆いかぶさった。

桃真の心臓の音が聞こえてくる。

あたしを抱きしめたまま離れない桃真。

「桃真...?」
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